2026年1月19日
コラム
シャバーサナとは? 〜ヨガクラスの最後に行う「横になる時間」の正体 〜
サムネイル
.png)
ヨガクラスの最後に、必ずと言っていいほど行うポーズがあります。
それが シャバーサナ です。
シャバーサナは、仰向けに寝て、目を閉じて、体を動かさずに過ごす時間。
ヨガをやったことがない方からすると、「ただ横になっているだけ?」「それって休憩?」と思われるかもしれません。
でも実は、この“最後に横になる時間”があるからこそ、ヨガはヨガとして完成しま す。
なぜ、わざわざ「最後に」横になるのか
もし何もせずに、いきなり横になったらどうでしょう。
体は休んでいるはずなのに、
頭の中が忙しい
呼吸が浅い
体のどこかに力が残っている
そんな経験、ある方も多いと思います。
ヨガでは、先に体を動かし、呼吸を深めてから横になるという順番をとります。
この順番こそが、シャバーサナで深くリラックスできる理由です。
科学的に見る「ヨガの後に横になる」効果
①体を動かしてから休むことで、自然に力が抜ける
人の体には、活動するための状態と、休むための状態があります。
ヨガでは一度体を動かすことで「活動スイッチ」(交感神経)を使い、そのあと横に寝転がることでアクティブだった身体が「もう頑張らなくていい」と判断し、自律神経は無理なく休息モード(副交感神経)へ としっかり切り替わります。
これがただ横になるよりも、体の深いところから力が抜けやすくなる一つの理由。
この流れがあるからこそ、ヨガの最後のシャバーサナでは、思っている以上にしっかり休めたと感じやすくなるのです。
②呼吸が自然に深くなる
ヨガ中は、動きやポーズに合わせてゆっくり呼吸をします。
クラスの終盤に向けて段々と呼吸が深まっていき、
その影響でシャバーサナに入ったあとも、意識しなくても深い呼吸が続きやすくなります。
呼吸が深くなると、体は「安全」「休んでいい」と感じ、自然と深いリラックス状態へと導かれていきます。
③脳が「もう考えなくていい」と判断する
ヨガのクラスの最中では、体の動きや呼吸に注意を向けていきます。
それによって頭がずっと忙しい状態から自然と離れていき、
脳は、「今は危険ではない」「緊急対応は不要」と判断しやすくなります。
その結果、シャバーサナでは思考が静まり、頭の疲れまで抜けていく感覚が生まれます。
シャバーサナは「ただ寝る時間」ではない
日常生活の中でリラックスしようと思ってもなかなかできないことも多いかもしれません。
しかしヨガなら、体を動かし、血流を促進し、呼吸を深めることで
深くリラックスできる体を作っていくことができます。
ヨガが初めての方ほど、
「動いたあとに、こんなに静かな時間があるんだ」
と驚かれることも少なくありません。
何もしない時間が、いちばん難しい
シャバーサナでは、
何かを頑張る必要はありません。
うまくリラックスできなくても、
考えごとが浮かんでも、
それで大丈夫。
ただ横になっているだけで、
体の中では回復が進んでいます。
ヨガを受ける機会があったら、ぜひこのシャバーサナというヨガならではの「最後の時間」をじっくり味わってみてください。




