2025年10月27日
コラム
ヨガが育てる、めぐりと免疫のチカラ
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巡りと免疫の関係
冷え、肩のこわばり、むくみ、なんとなくの疲れ。それらは、体の中で“血のめぐり”が滞っているサインです。
血液は、酸素や栄養を全身に届け、老廃物を回収し、体温を保つ。そしてもう一つの大切な役割——それが、免疫細胞を運ぶことです。
つまり、血の流れが滞ると、体の防御力=免疫のはたらきにも影響してしまうのです。
🌿 ヨガが血流を促す3つの理由
① 動きと呼吸が同時に働くから
ヨガでは、ポーズと呼吸を合わせながら体を動かします。筋肉を伸ばしたりねじったりしながら、同時に呼吸で横隔膜を動かすことで、血液やリンパ液の流れを外側と内側の両面からサポートします。
この「深い呼吸 × ゆるやかな動き」の組み合わせが、他の運動にはない、ヨガ特有の循環促進効果を生みます。
② 静止の中で、流れが生まれるから
ヨガでは、ポーズを一瞬止める時間があります。こ の静止によって筋肉がほどよく圧迫され、血流が一時的にゆるやかになったあと、ポーズを解く瞬間に血液が勢いよく流れ出します。
この“ゆるめて流す”リズムが、全身の隅々まで新鮮な血液を届けるサイクルをつくります。
③ 自律神経が整うから
私たちの免疫機能は、自律神経のバランスと深く関係しています。ストレスで交感神経が優位になると、血管が収縮し、免疫細胞の巡りが悪くなります。
ヨガの呼吸や静かな集中は、副交感神経を高め、血管をやわらかく広げてくれます。すると、体内で免疫細胞がスムーズに移動し、“異物”にすばやく対応できるようになるのです。
🌼 リラックスが、免疫を支えるもう一つの理由
研究でも「リラックス時に、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性が高まる」といわれています。ヨガで生まれる深い呼吸と穏やかな心の状態は、まさにその理想的な状態。“気持ちが落ち着く”ことは、実は体の防御力にもつながっているのです。
血流を味方に、冬を健やかに過ごすヨガ
血流が整うと、体が温まり、代謝が上がり、呼吸が深くなる。その循環の中で、免疫の力も自然と育まれていきます。
slow snow Wellnessでは、“巡り”を大切に、呼吸・姿勢・リラックス、そして筋力や運動のバランスを意識したクラスを行っています。無理のない動きの中にも、しっかりと体を支える力を育て、深い呼吸とともに、内側から整う感覚を大切にしています。
福島県もいよいよ本格的に寒いシーズンに入っていきます。寒さで体がこわばりやすい冬こそ、ヨガで“めぐりと免疫”を育む時間を過ごしてみませんか?




