2025年11月1日
コラム
妊娠中の運動、してもいいの?
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多くの方にとって、妊娠中の運動は安全で、体にも心にも有益です。
目的は“体重を減らすこと”ではなく、出産や産後に向けての体力・姿勢・骨盤底の機能を保つこと。
アメリカ産婦人科学会(ACOG)も、妊娠中や産後の運動を推奨しています。
妊娠中の運動=出産と産後の準備
運動の目的は大きく3つ。
・持久力や筋力を保ち、姿勢を整える
・妊娠高血圧症などの合併症リスクを下げる
・骨盤底の機能を維持し、産後の回復を助ける
・そして、不安や気分の落ち込みをやわらげるメンタルケアにも。
目安は週合計150分。“会話できるくらい”の中強度(トークテスト)が基準です。
例えば、週1回のヨガクラスに、短いウォーキングや呼吸練習を組み合わせても◎
マタニティヨガが良い理由
・呼吸で自律神経を整え、不安やストレスをやわらげる
・背骨や股関節を動かしながら、姿勢を安定させる
・その日の体調に合わせてポーズを調整できる
・マット1枚ででき、無理のない範囲で続けやすい
・クラスで他のママと過ごす時間が、心の支えにも。
よくあるマイナートラブルとヨガのサポート
・腰や背中の痛み → 四つ這いで背骨をゆるめる動き(Cat & Cowなど)が効果的
・足のつけ根の痛み → 長時間立たず、股関節の柔軟性を保つポーズを
・不眠 → 深い呼吸とやさしい動きで、心身を落ち着かせる
・便秘 → 適度な運動と呼吸で腸の働きをサポート
妊娠中のヨガは、「産むための準備」でもあり、「自分を整える時間」でもあります。体の声を聞きながら、できることを丁寧にしていきましょう。
slow snow Wellnessでは、水曜日の10:00から「4児ママ&理学療法士と育むマタニティヨガ」を定期開催しています。
このタイトルの通りインストラクターは4児の母親で、理学療 法士でもある佐藤美穂先生。
安全を最優先し、少人数制で開催しています。
ヨガのことだけでなくマタニティライフ、また産後の悩みや不安などについても、自身の出産、育児の経験や理学療法士としての知見も生かしてアドバイスしていますので、安心して気軽にご参加いただけたら嬉しいです。
郡山市や須賀川市、また近郊にお住いのマタニティの皆様に、ヨガを通じて少しでも心身の健康づくりやリフレッシュがサポートできたらと思っております。




