2026年1月6日
コラム
「しなやかさ」について考える
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しなやかさとは?
「しなやかに生きたいですね」「しなやかな体をつくりましょう」
日常でも、ヨガやウェルネスの文脈でも、よく使われる言葉です。けれど、いざ「しなやかさとは何か?」と聞かれると、意外と明確に説明するのは難しい。
日本語ならではの、少し抽象度の高い言葉。強さでも、柔らかさでもない。でも、そのどちらも含んでいるような、不思議な感覚。
だからこそ、「しなやかさ」は感覚的に使われやすく、定義されないまま大切にされてきた言葉なのかもしれません。
しなやかさは「柔らかさ」ではない
まず一つはっきりしているのは、しなやかさ=ただ柔らかいこと、ではないということ。
柔らかいだけのものは、簡単に折れてしまいます。一方で、硬すぎるものも、衝撃に弱い。
しなやかなものは、力を受け止め、いなし、元に戻る力を持っています。
竹が強風でも折れずに揺れるように。一度曲がっても、ちゃんと立ち戻る。
この「受け止めて、戻る」という性質は、身体だけでなく、心や生き方にもそのまま当てはまります。
身体のしなやかさとは何か
身体的な視点で見ると、身体のしなやかさは単なる可動域の広さではありません。
・必要なところが動き・不要な力みが抜け・負荷が一箇所に集中しない
そんな状態の身体。
筋力も、柔軟性も、バランスもある。でも「頑張っている感じ」は少ない。
年齢を重ねるほど、このしなやかさは怪我を防ぎ、疲労を溜めにくくし、日常を軽やかに してくれます。
心のしなやかさとは何か
心のしなやかさも同じです。
何も感じないことでも、常にポジティブでいることでもない。
落ち込むときは落ち込み、迷うときは迷い、それでも必要以上に自分を責め続けない。
感情に飲み込まれすぎず、でも無理に抑え込まない。
変化やストレスを「なかったこと」にするのではなく、受け止めた上で、また自分の軸に戻ってこられる力。
それが心のしなやかさだと思います。
しなやかさは「生き方」にも表れる
さらに視点を広げると、しなやかさは生き方そのものにも現れます。
計画通りにいかない日。思い通りにならない人間関係。年齢や環境の変化。
それらを力ずくでねじ伏せようとすると、心も体もどこかで無理が生じます。
でも、流されるだけでもなく、自分の大切な軸は手放さない。
その間にあるのが、しなやかな生き方なのだと思います。
slow snow Wellness が大切にしたい「しなやかさ」
slow snow Wellness では、「鍛える」「変える」だけでなく、
・整えること・感じること・立ち戻ること
を大切にしています。
それは、しなやかな体、しなやかな心、そしてしなやかなライフスタイルを育てるため。
無理なく続き、日常にちゃんと根づき、長い時間をかけて人生を支えてくれるもの。
しなやかさは、一瞬で手に入るものではありません。
でも、意識を向けることで、少しずつ育てていくことはできる。
この言葉について考えること自体が、すでにしなやかさへの一歩なのかもしれません。




