2025年5月7日
コラム
心身にとって「有酸素運動」が良い理由
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有酸素運動が「良い理由」を深掘りしてみる
「ウォーキングやジョギングは健康にいい」 「有酸素運動で脂肪を燃やそう」
こういった言葉は、誰もが一度は聞いたことがあると思います。
でも、よく考えてみると、「どう“良い”のか」までは知らないままのことも多いかもしれません。
この記事では、有酸素運動が私たちの体に与える影響を、少しだけ深く、そして具体的に見ていきたいと思います。
「血流が良くなる」って、どういうこと?
よく言われる効果のひとつに「血流が良くなる」があります。
でも、これは単なる“ぽかぽかする”という話ではありません。
有酸素運動をすると、**血管を広げる働きをもつ一酸化窒素(NO)**が体内で増えます。
この物質のおかげで血管がやわらかく保たれ、血流がスムーズに。
結果として、血圧の安定や心臓への負担軽減、動脈硬化の予防にもつながっていきます。
「脂肪が燃える」は、ただ痩せるためじゃない
有酸素運動は脂肪を燃やします。
けれど注目すべきは、内臓脂肪が優先的に減るという点。
この内臓脂肪が減ると、
・インスリンの効きが良くなり、
血糖値が安定
・中性脂肪が減り、善玉(HDL)
コレステロールが増えやすくなる
といった変化が見られます。
つまり、「ダイエットのための運動」が、実は糖尿病や脂質異常症、生活習慣病の予防に直結しているんです。
「気分がすっきり」は、脳の変化
運動のあとに「なんだか気持ちがいい」と感じるのは、気のせいではありません。
有酸素運動をすると、セロトニンやエンドルフィンといった神経伝達物質が分泌されます。
これが、
・ストレスの緩和
・気分の安定や前向きさの向上
・睡眠の質の改善
といった形で、私たちの心に影響してくれるのです。
また、脳への血流も増えるため、記憶力や集中力の向上、認知症予防にも効果があるといわれています。
表面的な「いい」は、本質の入口かもしれない
「ダイエットにいいらしい」
「なんとなくスッキリするから」
そんな軽い動機でもまったく問題ありません。
でも実は、有酸素運動の裏には、血管・代謝・メンタル・脳の機能といった身体の深いところに働きかける力がある。
この“ちょっと深いところ”を知ると、毎日の有酸素運動が、もっと意味のあるものに感じられるかもしれません。
そしてヨガも、有酸素運動です!
有酸素運動と聞くと「走らないといけないのかな」と感じる人もいますが、
ゆっくりと呼吸を続けながら行うヨガの多くも、有酸素運動の一つです。
特に、呼吸と動きが連動するようなフロースタイルのヨガでは、
・心拍数がゆるやかに上昇し
・自律神経のバランスが整い
・筋肉や関節に負担をかけすぎずに
代謝を高める
といった有酸素運動としての効果が期待できます。
日常の中で続けやすく、心にも体にもやさしい選択肢として、ヨガもぜひ取り入れてみてください!
郡山市のヨガスタジオ「slow snow Wellness」のクラスも気軽に参加してみてください。




