2025年5月27日
コラム
食物繊維を理解してみる
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食物繊維って?
食物繊維は、植物の細胞壁に多く含まれる炭水化物の一種です。人の体内の消化酵素では分解されず、細くて丈夫な繊維の形で腸まで届きます。
「なんとなく体にいい」「便秘に効くって聞いたことある」
──そんなイメージ、ありませんか?でも食物繊維はそれだけじゃありません。腸・血糖値・そしてメンタルにまで影響する可能性も示唆される、幅広く関わる栄養素です。
食物繊維の役割
食物繊維は エネルギー源にはなりませんが、以下のような重要な役割があると言われています。
✔ 腸内環境を整る
✔ 血糖値や脂質の
コントロールを助ける
✔ 一部の研究ではメンタルの安定にも
関係する可能性があるとも。
また食物繊維は「水溶性」と「不溶性」の二つに分けられることで知られています。次にそれぞれの特徴を見てみましょう。
💧 水溶性食物繊維
水に溶けてジェル状になり、腸内をゆっくり移動。
✔ 血糖値やコレステロールの吸収を
ゆるやかに
✔ 善玉菌のエサになり
腸内環境を整える
✔腸内でコレステロールの吸収を
抑え、血中のLDL(悪玉)コレステ
ロールを減らす
主な食材:
わかめ・昆布・こんにゃく・オクラ・オートミール
🌾 不溶性食物繊維
水に溶けず腸の中でふくらみ、動きを活発に 。
✔ 便のカサを増やしてスムーズな排出を促し
✔ 腸内の有害物質を吸着・排出する効果も一部研究で見られている
主な食材:
ごぼう・玄米・豆類・きのこ・キャベツ・さつまいも・ナッツ類
🍽 食物繊維をバランスよくとるために
①朝食にオートミールを取り入れる
オートミールは水溶性・不溶性どちらの食物繊維も含み、血糖値の上昇もゆるやか。
②主食は玄米や雑穀ご飯に
玄米や雑穀は不溶性食物繊維が豊富。白米に混ぜて炊くだけで簡単に取り入れられます。
③野菜やきのこ、豆類をしっかり摂る
ごぼう、キャベツ、きのこ、豆類は不溶性食物繊維が豊富。副菜にたっぷり取り入れて、便通をスムーズに。
④海藻やこんにゃくで水溶性食物繊維を補う
わかめ、昆布、こんにゃくは水溶性食物繊維の代表。味噌汁や煮物にプラスして手軽に。
⑤ナッツ類をおやつに取り入れる
アーモンドやくるみ、チアシードなどは食物繊維だけでなく、良質な脂質やビタミンも豊富。小腹が空いたときのヘルシーな間食におすすめです。
⑥十分な水分補給も忘れずに
食物繊維は水分を含んで腸内で働くため、こまめな水分補給が大切です。
大事なことは毎日少しずつ
食物繊維は「毎日の積み重ね」がとても大切です。一度にたくさん摂るよりも、毎日の食事で少しずつ意識的に取り入れることが、体にしっかりとした効果をもたらします。
ただし、食べ物によっては合う合わないもありますし、急に増やしすぎるとお腹が張ったりすることも。自分の体の変化や調子を観察しながら、無理のないペースで続けることが大切です。
続けていくうちに腸の調子が整い、血糖値のコントロールや気分の安定にもつながっていくでしょう。毎日の食事に少しずつプラスして、自分に合った食物繊維の取り方を見つけてみましょう!
またslow snow Wellnessでは、郡山市でヨガや健康習慣を大切にする皆さまを応援しています。ヨガと合わせて腸内環境を整える食事の見直しもおすすめです。
体の内側から整えることで、より豊かな毎日を目指しましょう。




